実験プロトコル
1) 被験者に電極ヘッドセットを装着し、高速道路を走行中の脳波を計測
2) 高速道路のモデルコースを9区間に分け、それぞれの快適性を評価できるかを検証
3) 区間手前のパーキングエリアにて30秒間ストレス負荷(2桁暗算)を行う
解析方法
1) Rawデータをフーリエ変換し、周波数毎のパワースペクトルを算出
2) 指標としてα波出現量÷(θ波出現量+α波出現量+β波出現量)を1秒毎に算出したものの平均値を使用した。
3)β波はてんかん波を除去すべく20~25Hzを使用した。
4)脳波と同時記録した振動データにより振動ノイズをキャンセルした。
実験結果
第9区間である出口の混雑や4~6区間の道路状況を反映したデータとなった為実験プロトコルは正しいと思われる。但し、各区間の特徴があまり無かった為、当初の目的であった道路自体の評価にはならず、道路状況(混雑、他車の幅寄せ等)の評価になってしまった。