弱い刺激はタスクで増幅
快・不快度やリラックス・ストレス度を測る実験をする場合、被験者に与える刺激には大小があります。例えば「採血をする」「胃カメラを飲む」「バンジージャンプをする前」などは大きな刺激であり、「言葉を聞かせる」「物を見せる」「ボールペンの書き味を比べる」などは小さな刺激です。大きい刺激ほど測りやすく小さい刺激ほど測り難くい為、小さい刺激の場合はタスクを作って刺激を増幅する必要があります。ボールペンの書き味の例ですと例えば「ティッシュに薔薇という漢字を書く」というタスクを作れば被験者はかなり慎重に書かないとティッシュが破れてしまうので刺激に集中します。着心地の計測の場合は上肢運動をしてもらったりします。このように、これからやる実験の刺激の大きさを意識して小さい場合はタスクを作る必要があります。