指導者のご紹介
国立大学法人 京都教育大学名誉教授
医学博士(精神科医)
中村道彦 先生
私が木村さん(株式会社デジタルメディック代表者)と出会ったのは今から7年前になります。
2004年に岡山で行われた音楽療法学会の会場にて、私が何げなく展示物を眺めていた時、誰に紹介を受けたのか、スルっと近寄ってきたのが木村さんでした。
彼は挨拶もそこそこに”将来の構想”なるものを語り始めました。
「脳波を利用したストレス撲滅システムを作りたい」との事。
また、脳波とストレスに関して熱心に質問されました。
この時は7年もの間、共同開発を行うとは想像もしていませんでした。
後日、木村さんが私の研究室にもってこられた初期の脳波計はひどいものでした。
「ストレス対策を考えるより、まず脳波計の精度を上げなさい」と厳しく指導した事を覚えています。
そこから1年ほどで医用脳波計と遜色のないレベルまで精度を上げてこられた事から、尋常ならぬ熱意を感じた私は脳波を利用したストレスケアシステム(ミューズブレインシステム)の共同開発を開始します。
それから約6年間国や京都府から補助金をもらいながら500名近い臨床実験と幾度の改良を経て、ようやく完成したこのシステムは私の脳波研究の集大成であり、木村さんの執念の結晶と言えます。
このシステムをより多くの人に使っていただき、ひとりでも多くの人がストレスから開放される事を願ってやみません。
平成23年9月吉日
中村道彦先生のご経歴
1947年 | 広島市南区翠町にて出生 広島大学附属高校卒業 |
1973年 | 京都府立医科大学卒業 |
1975年 | 京都府立医科大学 精神医学教室助手 |
1977年 | カナダのトロント大学クラーク精神医学研究所に留学 |
1979年 | 滋賀医科大学精神科神経科講師 |
1986年 | 東京都精神医学総合研究所副参事研究員 |
1989年 | 京都府立医科大学精神医学教室助教授 |
1998年 | 京都府立精神保健福祉総合センター所長 |
2001年 | 京都教育大学保険管理センター教授 |
2003年 | 同 所長 |
2011年 | 同 退職 京都教育大学 名誉教授 財団法人長岡記念財団 長岡京駅前メンタルクリニック 所長(2012年退職) メンタルクリニック ラッコリン 院長 http://www.rakkoring.com/ |
資格
精神保健指定医
医師会認定産業医
医学博士
京都教育大学名誉教授
学会役員
日本心身医学会評議員
日本精神科診断学会評議員
日本外来精神医療学会評議員
など
著書
脳波 | 金芳堂 | 1983 (共著者:門林岩雄,井上健) |
映画に見る心の世界 | 金芳堂 | 2007 |
思春期のからだとこころ | 金子書房 | 2007 |
怒りとうまくつきあうために -キレないコツを理解しよう!- ―心の学習(サイコエデュケーション) | 金芳堂 | 2007 |
21世紀の社会福祉をめざして | ミネルバ書房 | 2001 |
臨床精神医学講座第S3巻 「精神障害の予防」~自殺の予防 | 中山書店 | 2000 |
臨床精神医学講座第6巻 「身体表現性障害・心身症」 | 中山書店 | 1999 |
臨床精神医学講座第1巻 | 中山書店 | 1998 |
感情障害 -その基礎と臨床- | 朝倉書店 | 1998 |
精神の病理学 多様と凝集 | 金芳堂 | 1995 |
認知機能からみた精神分裂病 | 学術出版センター | 1993 |
精神疾患へのアプローチ 616のプログラム教程 | 金芳堂 | 1993 |
精神分裂病 -その基礎と臨床- | 朝倉書店 | 1990 |
精神科の要点 | 金芳堂 | 1990 |
精神科 問題+解説 (ベータシリーズ) | 金芳堂 | 1987 |
精神疾患へのアプローチ 555のプログラム教程 | 金芳堂 | 1986 |
在宅末期がん患 | 医学書院 | 1985 |