実験プロトコル
1)結婚式用かつら(約2Kg)を装着前に30秒、10分装着後に30秒、外した後に30秒計測
2)装着前、装着中にそれぞれオドボール課題(画像刺激)を実施し、ERPを計測。
解析方法
1) Rawデータをフーリエ変換し、周波数毎の
パワースペクトルを算出
2) 指標としてα波出現量÷(θ波出現量+
α波出現量+β波出現量)を1秒毎に算出したもの
の平均値を使用した。
3)β波はてんかん波を除去すべく20~25Hzを
使用した。
4)ERPはレア刺激に対する反応どうしを比較した。
実験結果
1)かつら装着後10分経過時のアルファ波の減衰、かつらを脱いだ後のアルファ波の増幅が見られた事により、
かつらによるストレスが脳波によって確認できた。
2)かつら装着前よりも装着中の方が潜時が早く、振幅が浅い事から、ストレスによる脳の活性化と疲労による
認識力の低下を確認できた。