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【導入事例2】アンダーウェアの着心地が測れるだろうか?

「アンダーウェアの着心地が測れるだろうか?」と弊社にご相談。
実験方法をご提案したところ、ご導入。実験風景がTV番組に!

某大手衣料メーカー様より「アンダーウェアの着心地が測れるだろうか?」と弊社にご相談がありました。早速、訪問して数種類のアンダーウェアを被験者に着てもった時の脳波を計測しましたが、傾向を捉える事ができませんでした。担当者の方と「人はいつ着心地を感じるか?」を模索し「動いている時では?」という結論になり、下記の実験をご提案しました。

実験プロトコル
1) 2種類の肌着+肌着中にクリスマス用モールを
  挿入したものを準備
2) 被験者は着用後30秒の暗算を行ったあと
  30秒間の上肢運動を行う
3) 静止状態の開眼時脳波を30秒間計測
4) 上記3)において被験者は覚醒度保持のため
  風景動画を見る

解析方法
1) Rawデータをフーリエ変換し、周波数毎の
  パワースペクトルを算出
2) 指標としてα波出現量÷(θ波出現量+
  α波出現量+β波出現量)を1秒毎に算出
  したものの平均値を使用した。
3) β波はてんかん波を除去すべく20~25Hzを
  使用した。
4) 前後のコントロール値にて慣れ効果(=覚醒度の
  低下を主因とするアルファ波出現量の経時変化)
  を補正した。
実験結果
1) 4名中3名がモール挿入肌着に対して不快反応が
  出た事からプロトコルは正しいと思われる。
2) 肌着A、肌着Bに対する安静度は半々に分かれた。
3) 被験者Dは眠気が混入したと思われる。

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数日後、NHKテレビの取材があり、「身近なところでも脳波を利用して商品開発」している企業として上記の実験風景が紹介されました。

◆番組名 : 「大!天才てれびくん」

◆コーナー: 大天才テレビジョン放送技術研究所

◆テーマ : 「脳波」

◆放送日 : 2012年05月30日(水) 18:20~18:54