ネガティブコントロールのすすめ

実験プロトコルは試行錯誤して作り上げていかなければならないのですが、作った実験プロトコルが正しいか否かはどのように判断したらいいでしょうか? ひとつのお薦めは「ネガティブコントロール」を入れる事です。「ネガティブコントロール」とは、例えば匂いの実験の場合はタバコ臭など、音の実験の場合は金切り音など、味の実験の場合はレモン汁の原液など誰しもが安静とは逆の反応を起こすであろう刺激をターゲット刺激以外に混ぜる事です。もし実験プロトコルが正しければネガティブコントロールに対する反応は緊張方向へ行くはずであり、もしも安静方向へ行っている場合は実験プロトコルのどこかが間違っている事になります。リーズナブルな反応になれば外せば良いかと思います。 尚、これらのネガティブコントロールは次の刺激に影響を与える可能性がありますので順番の配慮が必要です。