実験のゴールデンタイム
快・不快やリラックス・ストレスを測る際に「眠気」が邪魔になる事はご説明させていただきましたが、それではどのように眠気を排除すればいいでしょうか?
まずは食後2時間以内に実験をしない事です。食事を摂ると血糖値が上がり急激に眠気が襲います。すると前述の通りアルファ波優位となり、安静によるアルファ波が埋もれてしまいます。
食事が13:00PMに終了とすると、15:00PMに実験スタートが良いかと言うと、被験者が仕事をされている場合、疲れをもよおされている可能性があり、これもまた眠気を誘発してしまいます。
そこで、お薦めなのが10:00AMから11:00AMです。この時間は朝食を採ってから2時間は経っているでしょうし、空腹感も少ないからです。
実験プロトコルの模索や少人数の被験者でのプレ実験などはこの時間が最適であるため、我々はこの時間帯を実験ゴールデンタイムと呼んでいます。