脳波ブログ
脳波計研究者が脳波測定の最新情報や脳波に関する知見をお伝えしていきます

実験のゴールデンタイム

快・不快やリラックス・ストレスを測る際に「眠気」が邪魔になる事はご説明させていただきましたが、それではどのように眠気を排除すればいいでしょうか?

まずは食後2時間以内に実験をしない事です。食事を摂ると血糖値が上がり急激に眠気が襲います。すると前述の通りアルファ波優位となり、安静によるアルファ波が埋もれてしまいます。

食事が13:00PMに終了とすると、15:00PMに実験スタートが良いかと言うと、被験者が仕事をされている場合、疲れをもよおされている可能性があり、これもまた眠気を誘発してしまいます。

そこで、お薦めなのが10:00AMから11:00AMです。この時間は朝食を採ってから2時間は経っているでしょうし、空腹感も少ないからです。

実験プロトコルの模索や少人数の被験者でのプレ実験などはこの時間が最適であるため、我々はこの時間帯を実験ゴールデンタイムと呼んでいます。

この記事の著者

木村 晶朗
株式会社デジタルメディック 代表取締役社長
木村 晶朗
関西学院大学法学部卒業後、ヤマハ発動機、ロームにてプログラム開発等を担当。独立後、ストレス軽減を目的とした「脳波フィードバックシステム」の特許を取得。本特許を事業化すべく経産省、京都府補助事業に採択され京都教育大学 中村道彦教授と6年間の共同研究を行う。その間の実験における被験者数は1,000人以上。システムは完成したがソフトウェアよりもハードウェアが評判を呼んだため脳波計の販売を開始、大手企業や有名大学に500台ほど売れる。ユーザーの実験のサポートも行っているため、経験した実験の種類は100を超える。