眠気時の脳波について
下の4つの波形は、徹夜明けの被験者に開眼を保ってもらい、脳波を10分間計測した経過です。このように眠気が混入すると強烈にアルファ波が優位になるため、安静度・緊張度等を測る場合は眠気の除去という事が最大の課題となります。
1.覚醒時(2分経過)

まだ眠気が無いため、ベータ波優位です。
2.眠気時(6分経過)

だんだん眠くなり、所々ポッポッとアルファ波が出現します。
3.眠気時(7分経過)

眠たくてしょうがなくなった場合、目を開けているにも関わらず全体をアルファ波が占めて来ます。
4.入眠時(10分経過)

左は眠ってしまった時の脳波です。上記3とは逆に目を閉じているにも関わらずアルファ波が消失します。(睡眠脳波の研究ではアルファ波の消失をもって入眠とみなします。)