脳波測定事例集

座り心地に関する実験

実験プロトコル

1) 安楽イス+事務イス+台車車輪の3段積みを用意

2) 被験者は30秒の暗算後、それぞれに30秒間座る

3) イスに座った時の開眼時脳波を計測

4) 上記3)において被験者は覚醒度保持のため風景動画を見る

解析方法

1) Rawデータをフーリエ変換し、
  周波数毎のパワースペクトルを算出

2) 指標としてα波出現量÷(θ波出現量+α波出現量
  +β波出現量)を1秒毎に算出したものの平均値を
  使用した。

3) β波はてんかん波を除去すべく20~25Hz
  を使用した。

実験結果

1) ほとんどの被験者が緊張を伴うであろう刺激として
  「台車車輪」を使用したが,予想通り全ての被験者
  においてα波出現率が低かった。

2) α波出現率が クッション>固めチェア>最悪刺激    
  であった被験者は5名中4名であった。